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2009年 03月 16日

ターキッシュヴァンキャットの歴史

ターキッシュヴァンには非常に古い歴史を持ち、ユニークで独特な品種であり、
存在する品種の中でも最も興味深い種でありながら、まだまだ一般的に知られていません。

ターキッシュヴァンは非常に古い歴史を持つ自然派生の希少な猫で、その発祥地は、
ヴァン湖(塩水湖)を囲むように位置するトルコ東南部、アルメニア、イラン、
イラクと言われています。
この地区は近くには標高5137mのアララットの山々(火山)がそびえ立つ
気候条件の大変厳しいエリアです。
トルコの情報源では、ターキッシュヴァンはモンゴルのアルタイ山を超えて、
イランの高地/コーカサスを経由してヴァン地区に入ってきたことが記録されており、
ターキッシュヴァンキャットと言う名前は、この品種が派生したヴァン地区に由来しています。
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ターキッシュヴァンキャットが西洋に紹介されたのは1950年代に入ってからになります。
1955年に英国人女性、LARUA LUSHINGTON(ジャーナリスト)とSONIA HALIDAY(写真家)は
当時絶滅したと考えられていたアンゴラ猫のルーツを探るためトルコ旅行をしていました。
ヴァン湖付近で探していたアンゴラに良く似た、シルクのように柔らかい長毛の猫を発見しましたが、
アンゴラが真っ白であるのに対し、この猫には頭と尻尾に赤毛の独特のマーキングが見られました。
これらの猫はヴァン地域の過酷な地理的、気候条件から自然淘汰され、遺伝子的にも安定した種のようでした。

トルコ観光局からの依頼でトルコ南東の海岸線を旅行中、2人はVan-Guzelli Iskenderunと言う名前のメスの猫を、
その後イスタンブールで滞在していたホテルのオーナーからVan Attila Stambul Byzantinumというオス猫を
譲られました。
                           Van-Guzelli Iskenderun
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                           Van Attila Stambul Byzantinum
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その後も2匹の猫は旅行のお供をすることになったのですが、
2人の女性はその人なつこい性格と利口さに驚きの連続だったそうです。
その中でも特に意外であったのが、この猫が大変な水好だということで
(おそらく暑い気候下で体を冷やす目的で)自ら水に入って
泳いだことでした(ちなみ手足には水かきがついています)。
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当時この品種は全く知られておらず、2匹の猫は6ヶ月の隔離検疫を経て英国へ輸入されました。
この2匹から生まれた子猫が、両親とまったく同じマーキングを持って生まれてきたことから、
純血種であることを確証した2人はこの種のブリードを始めました。 
1959年に更にAntalya AnatoliaとVan Celik Budurの2匹をトルコから輸入し、
猫協会と選りすぐられたブリーダーのアシスタントのもと、この猫が品種として
認可されるための努力をしてきました。
                           Antalaya Anatolia と子猫の Van Bayan
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                           Van Celik Burdur
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この4匹は全てのターキッシュヴァンの先祖となっており、今でも直結の血縁を持つ子孫が残っています。
                           Van Seftan Iskenderun
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1972年に発行されたグレース・ポンド著の「猫の百科事典完全版」で、
ローラ・ラッシントンはこのように語っています。
「ヴァンキャットは現在では英国でターキッシュキャットとして知られていますが、
これはトルコ産の猫として認可されている2種の猫のうちの1種です。 
トルコ東南部のヴァン湖周辺が発祥地で、有名なサルーキー犬と同じくらい古くから何世紀にもわたって
家畜化されていました。 
独特な性格とユニークなカラーはトルコ人から大変愛されています。 
愛情豊かでとても利口な猫ですが、意外なのは、通常猫は水を好まないのに対して、
この猫は水が大好きなことです。 
水辺でしぶきを立てて遊ぶだけではなく、犬掻きで泳ぐために水の中へ自ら入っていきます。 
このような彼らの行動が「泳ぐ猫/スイミングキャット」として有名になった由来です。

1955年トルコを旅行中に2匹の猫を譲られ、その猫をイギリスに連れて帰ることを決めました。
当時は長時間の車での移動、キャンピングが常でしたが、彼らの健康状態は良好で、
この猫には環境に対応できる知性と柔軟性があることを発見しました。 
そして、色々な経験がこの猫が純品種であること証明していました。
当時英国ではこの猫の存在は知られていませんでしたが、知性豊かで魅力的なペットになることを信じて、
品種として確立させ、英国で公式にGCCFの認可を取るための試みをする決心をしたのです。」

そして遂に1969年に、GCCFよりターキッシュヴァンキャットとして、
独立したチャンピオンシップのステイタスが与えられました。
当初は単にターキッシュキャットと呼ばれていましたが、
ローラとソニアがブリーディングをやめた後、ヴァンという名前が付け加えられました。

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by zukko-no-zu | 2009-03-16 18:54 | ターキッシュヴァンキャットとは


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